これからの国会・国政活動―改革の光と影―
衆議院議員 清水鴻一郎
過日の総選挙では、日本医師連盟から絶大なるご支援を賜りましたことに心から感謝し、厚く御礼申し上げます。
さて、二〇〇五年九月十一日、小泉改革の嵐が吹き荒れ、細かな政策や理屈をすべてなぎ倒してしまいました。小泉マジックともいわれていますが、やはり国民が既得権益にしがみつく勢力に嫌気がさし、何よりの判断基準を、しがらみのない清新な人の一点に絞って投票した結果であると考えられます。その象徴として、郵政改革がターゲットになりました。特定郵便局長会のOBを中心とする大樹会、この自由民主党最大の職域支部の既得権を死守しようとする守旧勢力と、既得権を打破しようとする改革勢力。こういう構図であれば、結果は最初からみえていたように思えます。実際はそんなに単純なものでないことを、有識者はよく知っているのでありますが。
これからの医政活動を行っていく時、この構図に持ち込まれないことを念頭に置くことが肝要であります。医療制度財政構造改革の光と影を明確にし、貧富の差で治療が異なるような国にしない為、最善の努力を尽くさねばならないと、決意を新たにしているところであります。
「これからの国会・医政活動」
衆議院議員 冨岡 勉
街を行き交う人の足取りも早まり、今年もあとわずかとなりましたが、皆様方におかれましては、ますますお元気でお過ごしのことと思います。
私はもともと、消化器外科医として、肝胆膵を専門として取り組んで参りましたが、長崎県議会議員を経て、さる九月十一日に行われました第四十四回衆議院総選挙におきましては、選挙区を超えた全国の日本医師連盟の皆様方、とくに長崎県医師連盟や同級生の多大なるご支援により、九州ブロックより当選させていただきました。紙上をお借りして、ここに深く、御礼申し上げます。
衆議院では厚生労働委員会に所属し、一年生ながら初質問にも立たせていただきました。また、自由民主党厚生労働部会においては、医療現場の声を知っている一人として、積極的に発言をしております。今後は、医療改革を含め、尊厳死問題の法整備化による終末期医療、喫煙対策による成人病対策等を中心に取り組んで参りたいと思っております。今後とも、ご指導・ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
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