日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2004/9/2(Thu.) 号外 1・2/2 INDEX
西島英利氏
参議院選挙において見事高位初当選
 去る七月十一日(日)に投・開票が行われた第二十回参議院選挙において、自由民主党比例代表公認候補であった日本医師連盟常任執行委員の西島英利氏が、二十五万四百二十六票(自由民主党当選者中五位)を得票し、見事初当選を果たした。
 西島候補は、選挙期間をとおして、一貫して「公的医療保険制度の堅持」を前面に打ち出し、選挙戦を戦ってきた。
西島英利氏参議院選挙において見事高位初当選

公的医療保険制度の堅持を訴え
 日本医師会常任理事で、日本医師連盟の推薦を受けて選挙戦を戦ってきた自由民主党比例代表公認候補の西島英利氏が、個人得票数二十五万四百二十六票を得て初当選を果たした。
 西島候補は、選挙期間中「健康基本法の制定」「高齢者医療制度の創設」「介護保険制度の見直し」等を最重要施策として掲げ、国民皆保険制度の堅持を主張するとともに、株式会社の病院経営参入反対および混合診療の解禁反対を強く訴えてきた。
 特に、「一枚の健康保険証で、いつでもどこでも、誰でもが医療を受けることができる国民皆保険制度の死守」を訴え、全国を行脚してきたが、この主張が受け入れられ、二十五万票余という高得票数を獲得し、初当選することができた。

自由民主党への逆風下での選挙
 今回の選挙は、自由民主党への逆風の中での厳しい戦いであったが、関係者各位の、「西島候補を国政の場に送り込み、自分たちが目標とする真の医療改革を実現してもらおう」という意気込みが、高位当選という結果をもたらしたといっても過言ではないと思われる。
 自由民主党公認候補の中では、竹中平蔵・秋元司・長谷川憲正・脇雅史の各氏に続く五番目の高位当選であった。得票数でも前回選挙時よりも二万票以上多く、見事に初陣を飾った。
 また今回の選挙は、各マスコミの世論調査が示していたように、自由民主党には、イラクへの自衛隊派遣問題や年金問題で厳しいアゲンストの風が吹いていた。加えて、候補者の名前を書いて投票するという非拘束名簿方式が採用されて今回が二度目の選挙だったが、個人の名前を書くことは、有権者の一人一人にはまだ充分浸透していなかったようである。
 個人名の投票となると、西島候補のように地道な活動を続けていても、テレビや雑誌等で顔や名前を売っていない候補者には圧倒的に不利である。
 そうした中での、二十五万四百二十六票であった。

西島候補の当選に沸き立つ選挙事務所
午後八時すぎの「当確」に歓喜の渦
 NHKテレビの開票速報が、竹中平蔵候補らと並んで西島候補の「当選確実」を報じたのは、夜八時を少し回った時だった。

 日本医師会館の近くに設置された西島英利後援会事務所には、植松治雄日本医師連盟委員長をはじめ、櫻井秀也・宮崎秀樹・寺岡暉・内藤哲夫・有山雄基の各副委員長ならびに唐澤ヨシ人東京都医師政治連盟委員長、大輪次郎愛知県医師連盟委員長、竹嶋康弘福岡県医師連盟委員長、さらには自由民主党国会議員の自見庄三郎衆議院議員・武見敬三参議院議員ら関係者が続々とつめかけた。
 会場では、まずダルマの目入れが行われ、続いて植松委員長の「お祝いの言葉」、さらに西島候補の「お礼の言葉」があり、あらためて大きな歓声と万歳、拍手に包まれた。

西島英利氏参議院選挙において見事高位初当選 西島英利氏参議院選挙において見事高位初当選

Copyright © 2002 日本医師連盟 All rights reserved.