羽生田副委員長は、本紙の取材に対し、目指す政策について次のように語った。
「一番大切なことは、国民皆保険の堅持と発展だと考えています。国民皆保険の問題については、TPPの問題や営利企業による医療参入、あるいは保険者の経済状態なども含めて、かなり多くの問題がこの一言に含まれています。そのような問題に対応しながら、やはり国民皆保険を堅持し、さらに発展させるということが大きな仕事です。それを阻む動きには断固反対していきたいと思っています。」
「次に、地域医療をいかに再興させていくかです。地域社会における医師の偏在・不足、看護師不足、医学部新設の問題など、さまざまな形で地域医療に影響を及ぼす問題が数多くあり、それを一つひとつ解決し、反対すべきことは反対し、進めるべきことは進めていくなかで、地域医療を再興していきたいと思っています。」
「また、日医に委員会も設置されていますが、善意の医療行為によって、医師が逮捕されるような状況が絶対に起きず、原因究明と再発防止に努めたうえで医師が安心して、国民の皆さんに医療提供できる体制づくりも重要です。」
羽生田(はにゅうだ)たかし副委員長のプロフィール |
昭和23年 |
3月28日生まれ |
昭和48年 |
東京医科大学医学部卒業 |
昭和48年 |
群馬大学医学部付属病院眼科学教室 |
昭和50年 |
群馬大学医学部研究生 |
昭和53年 |
羽生田眼科医院院長 |
昭和62年 |
(社)前橋市医師会理事 |
平成5年 |
(社)群馬県医師会理事 |
平成6年 |
労働衛生コンサルタント |
平成12年 |
(社)日本医師会常任理事 |
平成22年 |
(社)日本医師会副会長 |
趣味 野球、スキー、ラグビー、音楽(ハワイアン・マンドリン)、自動車(ラリー競技)など |
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