日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2011/2/28(Mon.) 第65号 123・4・5/5 INDEX
日本医師連盟執行委員会開催
規約改訂、活動指針など四議案を承認

医療政策の実現に向け日医連活動指針を承認

【活動指針】

 平成二十三年度日本医師連盟活動指針案について、横倉副委員長が説明(別表二)を行い、審議では、次のような意見、質問が寄せられた。
 「平成二十三年度となっているが、毎年方針は変わるのか。支持政党について政権与党を基本にという考えはわかるが、今日の不安定な政治状況では理解が得られにくい。国民に理解されるという意味からも、支持政党は明記しないほうがいいように思う。また、参議院比例代表選挙について、『原則として日本医師連盟会員のうち』とあるが、会員以外は基本的に推薦しないと考えるのか(奈良)」
 原中委員長が、「将来政権政党がどう変わっていくかわからないという現状の問題がある。医療費等に関しては、政権与党が権限をもっていることから、『政権与党を基本に』との文言を入れているが、今後どの政党が政権与党に就いても不利にならないよう活動を行っている。そうした実際の活動と文章としての指針とは分けて考える必要があるので、このような表現になった」と説明した。
 参議院比例代表選挙に関しては、横倉副委員長が、「『原則として』と記載したのは、以前我々が推薦して次点となった前国会議員がおり、医師ではないが、政界に復帰する可能性がある状況を考慮した」と解説。
 「四の衆議院総選挙・参議院選挙区選挙等はもう少し明確にしてほしい(愛知)」
 横倉副委員長は、「今の意見と同じ思いで指針案を作成したつもりである。日医連会員で政治を志す方に対しては、政党の枠にとらわれることなく、医療政策を実現していただきたいと思う」と説明した。
 質疑応答ののち、採決が行われ全会一致で承認された。
 議事終了後、中川俊男副委員長より、「医療における規制改革とTPPの問題点」について説明があり、長時間にわたる執行委員会を終了した。

日本医師連盟執行委員会開催

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