日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2009/4/25(Sat.) 第54号 123・4・5/5 INDEX
都道府県 医師連盟だより

 日本医師連盟による中央での医政活動はもとより、各都道府県において地元選出の国会議員や県・市会議員などへの働きかけなど地域に密着した活動が重要であるとの認識にたち、各地における活動やご意見を紹介いたします。今回は福岡県医師連盟にお願いいたしました。

福岡県医師連盟の活動について

福岡県医師連盟 委員長 横倉義武

都道府県 医師連盟だより(写真) 福岡県医師連盟(以下、福医連)役員は、平成二十年六月五日に開催した第一回支部代表者・執行委員合同会議において決定された。委員長・副委員長・常任執行委員・執行委員・会計・会計代理・会計監督からなり、重要議題について協議・検討している。
 医師連盟の活動は、我々が考える医療政策を実現するためにある。この実現のためには、政策実現能力のある政党に働きかけ、将来にわたって国民のための医療を提供できる社会を築かなければならない。日本医師連盟と協調・連携し、すべての会員が「総力を挙げ一枚岩」で臨まなければ、この難局に対応することはできないと考える。
 次の世代の医師が希望と誇りを持って、地域医療に貢献できる制度の確立を目指し、今後も医師連盟活動に力を尽くしたい。

平成二十年度の主な活動

◇次期参議院議員選挙における西島英利候補の推薦を決定
 六月に開催した第一回支部代表者・執行委員合同会議において、次期参議院議員選挙の候補者として、福岡県出身の西島英利参議院議員の推薦を全会一致で決定した。その後、九州各県でも次々と西島氏の推薦が決定され、九州医連八県の総意として、日医連に推薦状を送付した。
◇第四十五回衆議院議員選挙推薦候補者の決定
 極めて流動的な政局にあって、我々は鋭意検討し、現政権与党をしっかりと支えていくことを決定した。
 十月に開催した第二回支部代表者・執行委員合同会議において、各支部からの推薦を踏まえ、二区(山崎拓氏)・三区(太田誠一氏)・四区(渡辺具能氏)・五区(原田義昭氏)・六区(鳩山邦夫氏)・七区(古賀誠氏)・八区(麻生太郎氏)・九区(三原朝彦氏)・十区(西川京子氏)の推薦を決定した。一区(遠藤宣彦氏)自主投票、十一区(山本幸三氏・武田良太氏)は、地元各支部が推薦している。
◇政策協定の締結
 各候補とは左記の内容を確認し、政策協定を結んだ。
都道府県 医師連盟だより(写真)

西島英利参議院議員

◇西島英利参議院議員を囲む千人集会の開催
 平成二十一年二月二十日、福岡県久留米市において、筑後ブロック八医師会と福岡県医師会が共催で、西島英利参議院議員を囲んでの千人集会を開催した。西島英利参議院議員は次の参議院議員選挙における日本医師連盟からの推薦が決定したばかりで、開場前から、西島英利先生を支援する多くの医師や医療従事者がぞくぞくと訪れ、会場内は立ち見がでるほどの参加者で埋め尽くされた。
 主催者からは、「医療制度は国政の場で決定される。その場に我々の仲間がいなければ、制度に我々の思いが反映されることはない。だから西島先生の持つ情熱を国政の場に送り続けなければならない。それを実現するのは真の支援者である我々しかいない!」と会場を埋め尽くす参加者に強く訴えた。
 また、西島英利先生を応援するために駆けつけた自民党の古賀誠選挙対策委員長や、鳩山邦夫総務大臣、原田義昭前自民党筆頭副幹事長から力強いエールが送られた。
 「これからの社会保障」と題して講演された西島英利参議院議員は、社会保障の仕組みや現在の状況を説明され、ますます悪くなる医療環境を憂い、患者さん、国民、そして医療者のために、今後も一生懸命活動していくことを約束され、「頑張ろうコール」を行い閉会した。

熱気溢れる会場の様子

◇県医連ニュースの発行
 医連ニュースを発行し、会員への情報提供に努めた。

第二十一回参議院議員選挙活動について

 平成十九年七月に行われた参議院議員選挙で、武見敬三氏が落選したことは、我々が、安全・安心な医療提供体制の確立を目指す時、大きな痛手となっている。今後、このようなことがないよう、すべての会員が医政の大切さを実感できる活動を行わなければならない。以下、福医連が当時、行った選挙活動について報告する。
◇選挙対策組織図の作成
 県内四ブロックと二十支部・関連部会(女性部会・勤務医会・専門医会・各病院団体等)に担当役員を配置し連携を強化した。
◇会内の団結を確実な結果につなげるため、各支部への文書通達を密に行った。
◇選挙戦略スケジュールの作成
 投票日までに実施すべき活動(決起大会・電話作戦・ご婦人の会等)のスケジュールを作成・実行した。
◇「福岡の医療を考える会」の設立
 主旨に賛同しご協力いただける方の入会(A会員一人十名・B会員一人二名)をお願いした。
◇「福岡の医療を考える会」「たけみ敬三後援会」入会者へお礼状の送付。
◇医連だよりの発行
 会員の意識向上のため、毎週発行。
◇B会員(勤務医)への情報発信
 会内で同じ意識を共有するため、医療情勢、医政活動、なぜ武見敬三氏なのか、なぜ自民党なのか、永田町レポート、期日前投票等の情報を発信。
◇意識調査
 調査機関に依頼し、県民・会員へ、政治への関心や、候補者の認知度、期待すること等を調査して分析し、遊説等の活動に生かした。
◇確実な結果につなげるため電話作戦を行った。
◇情報到達リストの作成
 活動項目ごとに県医連役員・支部役員・A会員・B会員・会員家族・職員・患者へどこまで情報が伝わっているのかを分析した。
◇中間日予測
 公示日の新聞調査をもとに得票予測を行った。(投票誤差五%程度)
 今後とも、一致団結して、各支部との連携を強化しながら活動していきたい。

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