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日本医師連盟ニュース
2008/2/25(Mon.) 第47号 1・23/3 INDEX
日本医師連盟執行委員会開催
平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認
 厳寒の1月22日(火曜日)、日本医師連盟は執行委員会を開催した。平成18年度収支決算と20年度負担金基準額について協議を行い、原案どおり全会一致で承認された。また、平成20年度診療報酬改定について、診療所の再診料等の引き下げ阻止のため、総力をあげて訴えていくことを改めて確認した。
日本医師連盟執行委員会開催/平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認(写真)

日本医師連盟執行委員会開催/平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認(写真) 羽生田俊常任執行委員の司会で開会。冒頭、竹嶋康弘副委員長が、病気療養中の唐澤人委員長の代行として次のように挨拶した。
 「本日は日本医師連盟執行委員会に参集いただき御礼を申し上げる。唐澤委員長の容体だが、今朝面会したところ大変元気にされていた。主治医の話でも回復は予想以上とのことだった。しばらくの間、私が委員長代行として職務を遂行していくのでご支援を賜りたい。本日は日本医師連盟平成十八年度収支決算、二十年度負担金基準額について協議いただくが、議事運営が円滑に進むようよろしくお願いする。
 日本医師連盟は昨年秋から平成二十年度診療報酬改定に向け、地域医療を守るとの視点に立ち、診療報酬引き上げに向けて取り組んできた。唐澤委員長が言われる『政治なくして医政なし』の信念に基づき政府、行政等に働きかけた結果、全体では〇・八二%のマイナスだが、診療報酬本体はプラス〇・三八%、医科に関しては〇・四二%のプラスとなった。現在、中医協でその内容について審議しているが、病院と診療所の連携を崩すことにならないよう支払い側とせめぎ合いをしているところであり、さらなる支援と協力をお願いしたい。(要旨)」

日本医師連盟執行委員会開催/平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認(写真)診療所の再診料等引き下げ阻止の決意

 続いて、来賓の西島英利参議院議員が挨拶に立ち、以下のように述べた。
 「平成二十年度診療報酬改定は、当初マイナス二千二百億円から議論が始まったが、これでは地域医療が崩壊してしまうと危機感を抱き「国民医療を守り危機突破をはかる緊急議員連盟」を結成して交渉を進めた。日本医師連盟、各都道府県医師連盟および各郡市区医師連盟の先生方の支援と協力により、国民医療を守るための緊急提言の署名活動に対し、三百余名もの国会議員の署名が集まった。結果として、診療報酬(医科)は〇・四二%のプラスにつながった。現在、中医協においては、点数の振り分けについて議論が行われているが、診療所の再診料等の引き下げを断固阻止すべく、関係国会議員らが力を合わせて強力に訴えていきたい。(要旨)」

日本医師連盟執行委員会開催/平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認(写真)議案を審議し全会一致で承認

【平成十八年度収支決算】
 平成十八年度収支決算について、倉品克明会計責任者が決算内容を説明した。
 「収入は十八年度負担金、特別会費、その他収入、前年度繰越金等で合計十九億四千七百八十万三千二百九円。支出は人件費、事務所費等の経常経費と、組織活動費、機関紙誌発行その他の事業費等の政治活動費の合計十三億千四百八十万五千四百八十円。収入合計から支出を引いた六億三千二百九十九万七千七百二十九円が剰余金として繰越される。平成十八年一月一日から十二月三十一日までの収支は、政治資金規正法に基づき、収支報告書を総務省に提出し受理されている」と説明(別表参照)。これを受け、長田昭夫会計監督者が「一月二十一日に日本医師会館において会計監督者である田中忠一先生、寺田俊夫先生とともに収支決算について慎重に監査を行った結果、その収支は適正妥当であり、帳簿記載も的確であることを認めた」と報告した。協議の結果、全会一致で十八年度収支決算を承認した。

【平成二十年度負担金基準額】
 宝住与一副委員長が「平成二十年度負担金基準額については、平成十九年度と同様二万円とさせていただきたい」と説明があり、原案どおり承認された。

日本医師連盟執行委員会開催/平成18年度収支決算と20年度負担金基準額を承認(表)

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