日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2007/8/25(Sat.) 第44号 1・2・34/4 INDEX
全国的な広がりを欠く
―ばらつきが目立つ選挙結果―

支援団体から強力なバックアップ

 今回の参議院選挙では、伝統的な業界団体・支援団体の弱体化が指摘され、多くの団体の代表候補者が前回よりも得票を減らす中で、たけみ敬三候補も、全日本病院政治連盟、日本精神科病院政治連盟、全国老人保健施設連盟、日本柔道整復師連盟、全日本鍼灸マッサージ師政治連盟等多くの支援団体からの全面的な支援をいただいたにもかかわらず、誠に残念な結果に終わった。

十五都道府県で得票数増も

 各都道府県別の得票数を前回の参議院選挙(西島選挙)時と比較してみると、前回よりも票数をのばしている都道府県は十五県であり、その中で大幅に票数を伸ばした都道府県のトップ五位は、上位から、東京都・北海道・神奈川県・愛知県・静岡県の順となっている。 一方、都道府県によっては、逆に数千票も票数を減らしているところもあり、千票以上減らした都道府県が二十五県と、今次票数の落ち込みを端的に示すとともに、相当のばらつき現象が見られる(表参照)。
 また、日本医師会のA(1)会員一人当たりの得票を見てみると、平均で二・二一票であり、一人で五票以上を獲得したところは、前回選挙時の十三県に比べて、佐賀県・鹿児島県・福岡県のわずか三県のみとなっている(表参照)。
 このように、今次参議院選挙は、日本医師連盟としてまさに惨敗という結果に終わり、今後に数多くの課題・反省を残した選挙戦であったが、日本医師連盟として今回の選挙結果を謙虚に受け止め、反省すべきところは反省して出直す必要があると思われる。今後より強い日医連を目指して、何が障害となっているのか、何を除き何を取り入れるべきなのか等を十分に議論を尽くし、会員の期待に応えねばならない。
 会員各位の一層のご理解と、より建設的なご助言を期待したい。

全国的な広がりを欠く―ばらつきが目立つ選挙結果―(表)

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