日医連ニュース
日本医師連盟ニュース
2005/9/25(Sun.) 第34号 1・2・3/3 INDEX
第44回衆議院議員選挙における日医連推薦候補者当選率は88.5パーセント
―推薦候補者全国各地で大いに健闘―
 さる九月十一日(日)に投・開票が行われた、第四十四回衆議院議員選挙における日本医師連盟推薦候補者の当落状況は、実に八八・五%の高当選率であった(小選挙区・比例区合算ベース)。

 第四十四回衆議院議員選挙は、自由民主党と公明党の与党が圧倒的勝利を収め、引き続き政権を担当することとなったが、同選挙における日本医師連盟推薦候補者の当落状況は表1のとおりである。自由民主党推薦候補者の当選率は、小選挙区ベースで九四・六%という極めて高い水準であり、またその他の政党推薦候補者もおしなべて高い当選率であった。
中山太郎衆議院議員
 
鴨下一郎衆議院議員
 今次衆議院議員選挙において、自由民主党の日本医師連盟関係議員は次々に当選を果たし、中山太郎元外務大臣(大阪十八区)をはじめ、鴨下一郎社会保障制度調査会介護委員長(東京十三区)、三ツ林隆志厚生労働委員(埼玉十四区)らが議席を守った。
 一方、郵政法案に反対し無所属で立候補した自見庄三郎元郵政大臣(福岡十区)等は、苦杯をなめる結果となった。
 今次選挙は、表面上は郵政民営化を争点とするものであったため、日本医師連盟としては直接的な選挙ではなかったともいえるが、ただ今後に控える社会保障制度改革論議に向けた、まさに前哨戦でもあった。
 今日まで、日本医師連盟の医政活動面で多大の理解を示していただいた国会議員の何人かの方が引退・落選となり、それを補う意味からも、今後医政活動を展開するうえで、一人でも多くの国会議員の理解を得るように更なる努力を続ける必要がある。
 現在の医政活動を取り巻く政治環境は、今日までの、一部の特定の国会議員の意向で政策が決定する時代ではなく、一人でも多くの国会議員に医政問題に関心をもってもらうとともに、医政問題に対する現状理解をいただくことが、政策の実現には欠かすことができないことなのである。
 そしてそのためには、常日頃から、各都道府県・郡市区ごとに、当該国会議員の政治活動への積極的な参加はもとより、今次選挙時のような選挙活動面においても、より積極的な活動の展開が求められている。
 各国会議員が、政治活動面あるいは選挙活動面での助力を最も必要とする時に、日本医師連盟会員の皆さんの積極参加が必要不可欠なのである。そういった活動の展開を経て、各国会議員の医政問題に対する関心が深くなるとともに、医政問題の政策決定に当たっての支持をいただくことができるのである。
 常日頃より、国会議員等各級議員選挙に汗をかくとともに、その政治活動面においても積極的な参加をすることが、今後の医政問題に対する理解をいただくための前提条件であるということを肝に命じ、医政活動に邁進していただきたいと考える。
表1

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