このたび、国会議員との意見交換など医政活動をより活発に行う場として、下記日本医師連盟霞が関研修室を開設し、その第一回の懇談の場が、さる十一月十一日（木）に開催された。
　当日は、日本医師連盟からは、宮崎秀樹・寺岡暉副委員長をはじめ、土屋隆･青木重孝･三上裕司･松原謙二･伯井俊明各常任執行委員が出席し、自由民主党の若手議員（武見敬三参議院議員･西川公也衆議院議員ら十八名）に対し、混合診療解禁の場合の問題点をビデオ等で説明するとともに、積極的な意見交換を行い、理解を求めた。
　日本医師連盟霞が関研修室の概要は以下のとおり。
　なお、当研修室の活用に関しては、当分の間、行事を行う時間帯のみ開室する予定。

所在地：東京都千代田区霞が関3-3-2　新霞が関ビル　ロビー階
電話：03-3519-5251

日医連活動の記録（平成16年9月から12月）

九月三日（金）

　公明党介護保険制度改革委員会（委員長・福島豊衆議院議員）からの「介護保険制度見直し」に関するヒアリング。

九月十五日（水）・十七日（金）

　麻生太郎総務大臣・坂口力厚生労働大臣・谷垣禎一財務大臣・安倍晋三自由民主党幹事長・柳沢伯夫自由民主党政務調査会長代理・地方六団体（全国知事会等）・北側一雄公明党政務調査会長ら（いずれも当時の役職）に対し、国と地方の税財政を見直す「三位一体改革」に関する抗議文書を提出し、政府の地方六団体提案を鵜呑みにする姿勢に強く抗議

十月八日（金）

　尾辻秀久厚生労働大臣・衛藤晟一厚生労働副大臣らとの、医療政策に関する意見交換。

十月二十二日（金）

　自由民主党与謝野馨政調会長・沓掛哲男参議院政審会長・武見敬三政調副会長および公明党井上義久政調会長に対し、「国民医療推進協議会」の趣旨説明。

十月二十六日（火）

　医家国会議員（中山太郎・自見庄三郎・鴨下一郎・三ツ林隆志衆議院議員および佐藤泰三・田浦直・西島英利参議院議員）との懇談会を開催し、最近の医療政策について意見交換。

十月二十七日（水）

　自由民主党丹羽雄哉社会保障制度調査会会長・鈴木俊一同会長代理（医療委員長）と最近の医療政策に関する意見交換。

十一月四日（木）

　自由民主党国会議員（田村憲久・井上信治衆議院議員ら二十名）との「混合診療及び介護保険制度」に関する勉強会に参加。

十一月九日（火）

　自由民主党厚生労働委員会メンバー（後藤田正純・田村憲久・宮澤洋一・三ツ林隆志衆議院議員ら七十六名）と、混合診療解禁の問題につき勉強会を開催。

十一月十日（水）

　自由民主党厚生労働部会・厚生関係団体協議会合同会議において、平成十七年度予算・税制に関する要望事項（「混合診療の解禁・医療の株式会社化反対」および「診療報酬に対する消費税の非課税制度をゼロ税率ないし軽減税率による課税制度に改めること及び医療法人の事業税については、特別法人としての事業税率による課税措置を存続すること等」）を説明。

十一月十一日（木）

　自由民主党若手国会議員（武見敬三参議院議員・西川公也衆議院議員ら）との懇談の場において（於、日本医師連盟霞が関研修室）、混合診療解禁反対の考えを説明。

十一月十五日（月）・十六日（火）

　自由民主党根本匠・木村義雄・長勢甚遠・鈴木俊一衆議院議員および青木幹雄参議院議員会長に対し、混合診療解禁反対の要請。

十一月十七日（水）

　民主党税制調査会（税制調査会長・中川正春衆議院議員）からの「平成十七年度税制改正要望」のヒアリング（要望事項は十一月十日自由民主党提出内容と同一）。
　自由民主党「社会保障制度調査会介護委員会（委員長・鴨下一郎衆議院議員）」において、介護保険制度見直しに関するヒアリング。

十一月十八日（木）

　自由民主党津島雄二税制調査会会長との医療政策に関する意見交換。

十一月十九日（金）

　自由民主党津島雄二・丹羽雄哉・伊吹文明衆議院議員に対する「混合診療解禁反対」の陳情活動。

十一月二十四日（水）・二十五日（木）

　「混合診療解禁反対」の署名運動に関わる都道府県レベルにおいて紹介署名未提出の自由民主党・公明党所属国会議員約百四十名に対し、紹介依頼を再度要請。

十二月三日（金）

　自由民主党「社会保障制度調査会　医療委員会（委員長・鈴木俊一衆議院議員）」において、混合診療解禁に関するヒアリング。

十二月六日（月）

　「混合診療解禁反対」署名運動の紹介署名国会議員（三百二十名）に対する御礼活動。