日医連ニュース
2002/10/5(Sat.) 号外 抜粋記事 1・2/2 INDEX
日本医師連盟ニュース
日本医師連盟の活動指針
国民が安心して社会生活を継続することができる社会保障制度を確保するため、医政活動の活性化を図ることを目的として、日本医師連盟の活動指針を作成する。
  1. 支持政党は政権与党である自民党とする。
  2. 但し、各都道府県医師連盟の特性を十分に理解し、自主性を排除しない。
  3. 日本医師連盟(以下日医連という)に医政活動推進委員会を設置し、各都道府県医師連盟委員長より委員1名の推薦を受け、日医連委員長が委嘱する。
  4. 都道府県医師連盟に医政活動推進委員会の支部を設置する。
  5. 日医連活動の継続的活性化を図るため、できるだけ若い世代の日医連会員の研修制度を作り、研修を行う。開催は、年4回程度とし、場所は日本医師会館とする。
  6. 都道府県医師連盟から納められた負担金の使途は別途定める。
  7. 日医連が支持する党並びに議員の医療政策全般についての考え方を把握 し、日本医師会の医療政策との整合性をも検証し、評価を行い、支持の是非を判断する。
  8. 選挙における集票能力を高めるため、具体的施策を確立する。
  9. 医政活動における広報の重要性に鑑み、広報活動の組織化に努めるため、具体的施策を確立する。

日本医師連盟の活動指針取り纏めの経緯
日本医師連盟委員長所信
  1. 今回の健康保険法の一部改正、診療報酬改定及び政府与党が行っている一連の医療改革は、単に財政抑制策にのみ走り、日本医師会が公表している「医療構造改革構想」とは相反し、真に国民のための安定した社会保障制度の構築をしようとする意欲もビジョンもない目先の施策である。
     この政府の誤った医療改革の流れに対して、日本医師会は、あらゆる方策をもって是正を求め、真に国民のための政策を構築する提言をしてきたが、その実現には未だ道の遠いことを感じざるを得ない。
     特に政策決定の場にいる自民党が、日本医師会の医療政策活動に対して示した理解度は、相互信頼関係に支障を生じる危惧が持たれるほど低い。  この際、日本医師会は皆保険制度を堅持し、国民の希求に沿った医療制度を構築するため、日本医師連盟の活動をとおし、政府与党に十分なる理解を求め、強固な信頼関係の基に国民の健康保持に奉仕していく体制を作り上げるべきである。
     かかる見地から、日本医師連盟の活動を量、質ともに充実させ、日本医師会が指向する、「国民の安定した生活を保持」しうる医療政策を実現するため、新たな活動指針を作成し、会員の合意を得て実行していくことを決意した。
  2. 新たな「日本医師連盟の活動指針」を作成するため、日本医師連盟常任執行委員会及び執行委員会の合意を得て、委員長が広く意見を聴取するための作業部会「医政問題懇談会」を設置し、意見の交換を行った。
  3. 医政問題懇談会委員は日本医師連盟執行委員の中から委員長が選定し、委嘱した。
  4. 審議は都道府県医師連盟から提出されたアンケート「医政活動今後の方策」の回答内容を基にして、各委員から各項目につき十分なる発言を得て案文を作成した。
  5. 常任執行委員会から提示された「医政活動今後の方策について」(8月20日)を尊重し、協議した。
以上

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